内容説明
知里幸惠著「アイヌ神謡集」に現れる語彙、現代アイヌ語文法を簡略に示した本。第1章「アイヌ神謡集」の言語、第2章「アイヌ神謡集」テキスト、第3章「アイヌ神謡集」辞典(逆引き付き)、第4章「アイヌ神謡集」関連書誌。
-目次-
はしがき |
第1章 『アイヌ神謡集』の言語 1.1『アイヌ神謡集』に関する一般的知識 アイヌ民族とアイヌ語、口承文学、知里幸恵とアイヌ語 1.2『アイヌ神謡集』のテキスト 使用したテキスト、行立ておよび折り返し句の使い方、アイヌ語表記法 1.3『アイヌ神謡集』の文法 アイヌ語の音、文と節と句、動詞句、名詞句、副詞句、副助句、 詩句の韻律的構造 参考文献、文法書、神謡研究、文法用語一覧 |
第2章 『アイヌ神謡集』テキスト 序 2.1 梟の神の自ら歌った謡「銀の滴降る降るまはりに」 2.2 狐が自ら歌った謡「トワトワト」 2.3 狐が自ら歌った謡「ハイクンテレケ ハイコシテムトリ」 2.4 兎が自ら歌った謡「サムパヤ テレケ」 2.5 谷地の魔神が自ら歌った謡「ハリツクンナ」 2.6 小狼の神が自ら歌った謡「ホテナオ」 2.7 梟の神が自ら歌った謡「コンクワ」 2.8 海の神が自ら歌った謡「アトイカトマトマキ,クントテアシフム,フム!」 2.9 蛙が自ら歌った謡「トーロロハンロクハンロク!」 2.10 小オキキリムイが自ら歌った謡「クツニサクトンクトン」 2.11 小オキキリムイが自ら歌った謡「この砂赤い赤い」 2.12 獺が自ら歌った謡「カツパレウレウカツパ」 2.13 沼貝が自ら歌った謡「トヌペカランラン 原注、知里幸恵さんの事 |
第3章 『アイヌ神謡集』辞典 凡例 参考文献 『アイヌ神謡集』辞典 語彙(日本語・アイヌ語) |
第4章 『アイヌ神謡集』関連書誌 |
『アイヌ神謡集』のおもしろさ 知里幸恵展にちなんで あとがき |