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低地諸国(オランダ・ベルギー)の言語事情

ゲルマンとラテンの間で

内容説明

オランダ語について、「低地諸国」と呼称されるオランダ・ベルギーの両国の言語事情について考察する。オランダ語のゲルマン語内での位置付け、オランダ語とフランス語が接触するベルギーの言語境界線など。

-目次-

第一部 オランダ語の世界
第一章 ゲルマン語の世界
 ―ゲルマン語内でのオランダ語の位置付け―
語源のはなし
英語・オランダ語・ドイツ語の関係
ゲルマン語の諸方言、オランダ語とは何か
オランダ語の諸方言、オランダ語の標準語
ベルギーの諸方言
第二章 オランダ語の歴史
オランダ語の時代区分、フランク語の時代
古低フランク語、『ヴァハテンドンク詩篇』
中世オランダ語の特徴、オランダ語:中世から近代・現代へ
第三章 古低フランク語文法表
第四章 現代オランダ語身ミニ文法
第二部 ベルギーの言語境界線 
はじめに
言語境界線についての研究の始まり、クルツの静止説
ペトリの動態説、フェルリンデンの歴史学的研究
ヒセリンの言語学的研究、ミリスの社会言語学的考察
本稿の目的
第一章 カエサルとベルガエ人
先史時代、ケルト人の到来、『ガリア戦記』に現れるベルガエ人
ゲルマン語化の形跡、混合地域としてのベルギー
第二章 ローマ文化の影響
ローマの統治、フンドゥスの建設およびロマンス語化
ロマンス語化の拡大
第三章 フランク人の移住
フランク人、フランク人の侵略、人口密度の減少、新しい防衛組織
ベルギー北部におけるフランク人の存在
第四章 ゲルマン民族大移動とゲルマン語化
ゲルマン民族大移動、ベルギー北部のゲルマン語化―考古学的観点から
ベルギー北部のゲルマン語化―地名学的観点から、サクソン人の影響
第五章 言語境界地帯の成立
 サリ法典、ロマンス語におけるフランク語の影響
二言語混合地域の存在、言語境界「線」の成立過程
第六章 フランス語化と言語境界線の移動
 フランス語化、フランス語使用の社会的背景
フランス語化政策、ネーデルランド王国のオランダ語化政策
第七章 言語境界線の確立
ベルギー王国における言語政策、フランドル運動、言語境界線の作図
言語調査と言語境界線の確立、言語境界線確立の影響
 
結語、あとがき、注(第一部、第二部) 

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