内容説明
エストニア語、ラップ語、チェレミス語などウラル諸語をフィンランド語、ハンガリー語をまじえ平易で適切な実例により比較言語学的に考察。民族篇、音韻・形態・統語区分の言語篇、系統篇の三部構成にて記述。
-目次-
はしがき ウラル諸語の表記と発音 略記号と用語 |
第1部 民族篇 |
1.ウラル民族 2.ウラル民族の人種 3.ウラル語族の原郷 (1)ふるさとの研究(えぞ松とはりねずみ) (2)借用の道(蜜と塩) 4.ウラル民族の社会 (1)フィン・ウゴル時代の社会 (2)フィン・ペルム時代の社会 (3)フィン・ボルガ時代の社会 (4)消えた民族ムロマとメリヤ (5)フィン人の運命 (6)ラップ人の起源 5.ウラル諸民族の歴史と言語 (1)ラップ語 (2)バルト・フィン語 (3)ボルガ・フィン語 (4)ペルム語 (5)オビ・ウゴル語 (6)ハンガリー語 (7)サモエード語 |
第2部 言語篇 |
1.音韻 (1)フィン・ウゴル語の子音 (2)フィン・ウゴル語の母音 (3)アクセント (4)ウラル語の語形成 2.形態 (1)名詞 (2)代名詞 (3)形容詞 (4)数詞 (5)動詞 3.統語 (1)形容詞と名詞 (2)後置詞と前置詞 (3)所有表現 (4)分詞による表現 (5)語順 (6)動名詞句 (7)等位構造 |
第3部 系統篇 |
1.ウラル・アルタイ説 2.インド・ウラル説 |
ウラル諸語に関する日本語の文献 主な参考文献 ウラル諸語の語形変化例 英文目次 |