内容説明
ソシュールの「一般言語学講義」であまりにも有名な講義の最も重要な部分をフランス語の原文と日本語訳で読む対訳書。言語学、フランス語、思想、哲学などに関心のある方々には必携の一冊。
-目次-
トゥリオ・デ・マウロ教授の序 新対訳へのまえがき |
序論 |
Ⅰ.言語学史の一見 Ⅱ.言語学の資料と課題;その関連科学との関係 Ⅲ.言語学の対象 Ⅳ.ラングの言語学とパロールの言語学 Ⅴ.ラングの内的要素と外的要素 Ⅵ.表記によるラングの表示 |
第1部 一般原理 |
Ⅰ.言語記号の性質 Ⅱ.記号の不変性と可変性 Ⅲ.静態言語学と進化言語学 |
第2部 共時言語学 |
Ⅰ.概論 Ⅱ.言語(ラング)の具体的な実体 Ⅲ.同一性、実在、価値 Ⅳ.言語価値 Ⅴ.統合関係と連合関係 Ⅵ.言語(ラング)の機構 Ⅶ.文法とその下位区分 Ⅷ.文法における抽象的実体の役割 |
第3部 通時言語学 |
Ⅰ.概論 Ⅱ.音声変化 Ⅲ.音声進化の文法的帰結 Ⅳ.類推 Ⅴ.類推と進化 Ⅵ.民衆語源 Ⅶ.接合 Ⅷ.通時的単位、同一性、現実 |
第4部 言語地理学 |
Ⅰ.言語の多様性について Ⅱ.地理的多様性の複雑化 Ⅲ.地理的多様性の原因 Ⅳ.言語波の伝播 |
第5部 後望的言語学の諸問題 結論 |
Ⅰ.通時言語学の二つの観点 Ⅱ.最古の言語と原型 Ⅲ.再建 Ⅳ.人類学と先史学における言語の証言 Ⅴ.言語族と言語類型 |
索引 |
関連記事
- 『ソシュール 一般言語学講義抄』正誤表 - 2018.11.09